2023年度(令和5年度)の大阪府公立高校入学者選抜を控えた中学生の皆さんに向けて、今年度新たに出題範囲に収録された英単語を紹介します。
目次
英語学力試験は「大阪版中学校で学ぶ英単語集」から出題される
平成29年度以降の英語の学力検査問題は、大阪府教育委員会から発行された単語集「大阪版中学校で学ぶ英単語集」に載っている単語で作られています[1][2]。
本記事では、2023年度(令和5年度)の学力試験に適用される「大阪版中学校で学ぶ英単語集(令和3年4月改訂)」を活用。追加された13個の英単語について、それぞれの意味・用例を確認します。
令和5年度以降、新たに出題範囲に追加された英単語まとめ
今回追加された英単語は、次の4パターンです。
- 感情を表す形容詞
- 仮定法関連の表現
- 使役動詞
- 感嘆文
以下で詳細を示します。なお、用例の日本語訳・[ ]内に含まれている内容・☆を付けた文章は、原本にはなく筆者が追記したものです。
感情を表す形容詞
感情の理由を表す接続詞 “that” とともに使用され、be + 形容詞 C + that + SV の形で「S が V するのは C だ (と感じる)」の意味を表します。that 節ではなくof, for などを続ける場合も。
afraid
(be afraid of … / be afraid that … の形で)…を恐れている
ex) Some people are afraid of dark places.(暗い場所が怖い人もいる)
ex) I‘m afraid that it will rain.(雨が降ることを恐れている)
glad
うれしい、(be glad to … / be glad that … の形で)…してうれしい
ex) I‘m glad to see you.(あなたに会えて嬉しいです)
ex) I‘m glad that you like it.(気に入ってもらえてよかった)
happy
幸せな、(be happy to … / be happy that … の形で)…してうれしい
ex) a happy family(幸せな家族)
ex) I‘m happy that today is sunny.(今日は晴れていて嬉しい)
sorry
(be sorry for … / be sorry that … の形で)…して申し訳なく思って、…してかわいそうな
ex) be sorry for her(彼女が気の毒だ)
ex) I‘m sorry that you couldn’t come yesterday.(昨日来られなくて残念だね)
☆) I‘m sorry for laughing.(笑ってごめんなさい)
☆) I‘m sorry (that) I’m late.(遅れて申し訳ない)
sure
(be sure that … の形で)…を確信して
ex) I‘m sure that you will win the game.(君が試合に勝つと確信している)
仮定法関連の表現
could
(canの過去形)① …することができた ② …していただけませんか
③(仮定法の If… 内で)…できたら、(仮定法の If 〜 に続けて)もし~なら…できるのに
ex) ① I could not see the movie yesterday.(昨日映画を観れなかった)
ex) ② Could you open the window?(窓を開けていただけますか?)
☆) ③ I would be a doctor if I could live my life again.(もし生まれ変わることができたら、私は医者になるでしょう)
ex) ③ If I were a doctor, I could help many sick people. (もし私が医者だったら病気の人たちを助けることができるのに)[ “できたのに” ではないことに注意]
were
① areの過去形 ②(仮定法で)be動詞の過去形
ex) ① You were very kind.(あなたはとても優しかった)
ex) ② If I were you, I would ask him for help.(もし私があなたなら、彼に助けを求めるでしょう)
wish
①…したいと思う(to …) ②(仮定法で)…であればいいのに
ex) ①I wish to travel abroad.(海外旅行をしたい)
ex) ②I wish I knew my cat’s feelings.(うちの猫の気持ちがわかればいいのに)
would
(willの過去形)①…(するの)はいかがですか ②…していただけませんか
③(仮定法で)(もし~なら)…だろうに
☆) ① Would you like some coffee?(コーヒーはいかがですか?)
☆) ① Would you like to have lunch with me?(お昼、一緒にどうですか?)
☆) ② Would you bring me something to drink?(飲み物を持ってきていただけませんか?)
ex) ③ If you had 10,000 dollars, what would you do?(もし1万ドルあったら、あなたは何をしますか?)
使役動詞
使役動詞 + 目的語 O (人/もの) + 原形不定詞 V の形で「O に V させる」の意味を表します。次の2つ以外に have も該当しますが、単語集への掲載はありませんでした。
let
~に…させる 《活用》let-let
ex) Let me show you my town.(私の町を案内しましょう)[原義は「私に “私の町をあなたに見せる” をさせろ」]
make
① …を作る ② ~を…にする
③ 〜に…させる [○○が原因で、〜が…になる] 《活用》made-made
ex) ① make a sandwich(サンドイッチを作る)
ex) ② make her happy(彼女を幸せにする)
ex) ③ Hot milk makes you sleep well.(ホットミルクを飲むとよく眠れるようになる)
☆) The view made me believe the fact. (その景色が私にその事実を信じさせた)
感嘆文
how
①(疑問文で)どのようにして、(How about … ? の形で)…はどうですか?、[形容詞・副詞と併用して] どれくらい…ですか?
②(感嘆文で)なんと
ex) ① How do you know the news?(どのようにしてそのニュースを知ったのですか?)
☆) ① How many people joined the party?(パーティーには何人参加したのですか?)[どのくらい多くの人が → 何人]
☆) ① How fast does he run?(彼はどのくらい速く走れるの?)
ex) ② How interesting!(なんと面白い!)
what
①(疑問文で)何の、どんな ②(感嘆文で)なんと
ex) ① What color do you like?(何色が好きですか?)
ex) ② What a big tree!(なんて大きい木だ!)
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